弊社はGW中も通常営業です

弊社はGW中も通常営業です


2024年 04月 29日

年始年末、GW、お盆など世間が長期の休日でも弊社はほとんどの場合営業しています。その代わり、平日の天気が良い時はライドに行ったり、長期の休みを頂いて海外出張に行くようにしています。

grumpyさんのポッドキャスト聴いていて、僕の名前が出てきてドキッとしたのですが、そうなのです。弊社は何年も取り扱い商品の値上げをしていなくて、本国より遙かに安い定価設定になっています。特にNorth St. BagsはD2Cで販売する分にはギリで利益が出ていますが、B2Bの価格となると余裕の赤字です。

これも理由があって、弊社もコロナ禍の短いバブル経済で踊った側で、イケイケで注文して、忘れた頃に入荷してそのままバブルが弾けて積み上がっている在庫があったのです。値上げするのも面倒なので価格変更をしていなかったのですが、明けない夜がないように、尽きない在庫もありません。気がつけば、他社が値上げしたせいで、相対的に弊社取扱製品に割安感が出ているようで、最近はよく注文をいただけます。

本日は日銀が円相場に介入したのでは?と話題になっていますが、介入したとて、弊社が想定していた$1=130円に戻るとも思えないので、あと3週間様子見して、あまり為替が円高の方に動かないようであれば5月21日出荷分より値上げをしようと思います。勝手ながら、サイズの大きいフルメタルフェンダーから先行して値上げさせて頂きました。また、今後は基本的にフルメタルフェンダーは在庫せず、受注発注の対応とさせて頂きます。とは言え、1-2ヶ月に1度は入荷がありますので、そこまでお待たせすることはないと思います。また、PDWの全製品取り扱いしている訳ではありませんので、もしこれが欲しいという物があれば、ご連絡頂ければ一緒に取り寄せ可能です。

今週にPDWから入荷があるのですが、忍者ポンプラトルスネイクケージビンドルラックアウトポストマウントベリーグッドドックケージが再入荷します。

今回の新入荷はウィー・シップです。お子様にはもちろん、童心を忘れない大人にも最適なハンドルバー・バッグです。

 5月19日、TOJ堺ステージが開幕する大仙公園にてBICYCLE INN PARKというイベントが開催されます。弊社も出展しますので、ぜひ遊びにきてください。せっかく大阪府下で開催される自転車イベントなので、カーゴバイクに必要な荷物を積んで、気合で自走して行こうと思います。長期在庫品などを格安で販売します。まだフリマも申し込み受付中です。降雨なら出展はしないと思います。

 

何年か前に実家から引き上げて自宅に保管していたものです。1990年か1991年に購入したTシャツ2枚ですが、これが弊社の原点でもあります。それぞれONEITAとヘインズのボディですが、袖裾ともにシングルステッチ仕上げなので、今や古着屋ではビンテージT扱いされています。

僕は高校の授業中は主にMountain Bike Actionという今でも現存するアメリカのMTB雑誌を読み耽っていました。あまりにもMTBが好き過ぎて、日本の雑誌が伝える古くていけてない情報では我慢できなくなり、梅田の紀伊國屋書店の洋書コーナーでMBAをまず1冊購入すると、雑誌に挟まれていた年間購読用の封書に親のクレジットカードの番号と住所を記入してアメリカに送付、サブスクリプションしていたのです。

情熱というのはすごいもので、苦手だった英語をあっという間に習得して、MBAを読むには困らない程度になると、英語の全国規模で行うテストで上位0.1%よりもっと上に入ったこともあります。残念ながらこの時から英語力は成長していないのですが。

このMBAはショップの広告が魅力的で、2Pの見開きで小さな文字でパーツのモデル名と価格、そして重量(これ大事)がびっしりと書かれているページがありました。図書館で借りてきた貿易英語の本を参考にこのカリフォルニアのショップに手紙を出して、注文して送られたきたのがこのTシャツです。

確かお店はCambria Bicycle Outfitterだったと思うのですが、検索する当時の写真が出てきました。ステッカーの数々が素晴らしいです。

万事こんな感じで1991年頃から海外通販をしていたので、REIの会員になったのは1992年だし、L.L. Beanも同じタイミングでFAXや封書を駆使して注文していたので、30年以上前にこれは我ながらすごいです。こんな高校生は当時いなかったと思います。もし存在するなら、ぜひ一緒にビールを飲みながら当時の話をしたいです。

 1991年当時の為替は120円ほどだったようですが、当時はMTBバブルのため今よりも圧倒的な売り手市場で、アメリカ製のフレームというのは現地の2倍の価格で販売されることも普通でした。なので、森本少年は一部のボッタクリ価格でアメリカンブランドを販売する代理店を激しく憎んでいました。

この感覚は代理店業という当時は憎んでいた立場に自分がなった今でも変わらずに持っており、そのせいで人気商品でもあっても粗利を多く取ることができません。なるべく現地の価格くらいで売りたいという哲学があります。

今は円安のため、海外通販に適した時期ではないですが、他の代理店さんも同じような事情で本国の価格より定価が安くなっている場合が多いと思います。僕自身が30年来の海外通販厨ではありますが、少しだけ国内代理店にも目を向けて頂ければと思います。

AmazonでPDW製品が弊社の価格の倍以上で販売されている件ですが、これはアメリカのAmazon.com内にあるPDW公式ストアの商品をそのまま転送しているだけです。すごく高い上に、日数もかかるのであまりおすすめしません。日本語のレビューが結構入っているので、弊社のSEOがまだまだ弱いのかな、と反省しています。というか、PDWにお願いして日本には発送しないようにしてもらいます。

まだGWの前半が終わったばかりです。皆様からのご注文をお待ちしております。

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